外壁通気層への虫の侵入を防ぎたい!

2019年10月8日

城東テクノ 防虫網



現在の住宅の殆どが外壁通気工法。
もちろんおしお家もこちらの工法を採用しています。

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住宅を長く保つ為には、木材を乾燥させた状態に保つことが重要となりますが、実際には室内で生じた湿気や、外壁の劣化等で外部から雨水等が侵入したりするようです。そこで壁内を乾燥させた状態に保つ為の工法が外壁通気工法になります。

実際の通気は、壁面の場合下側から外気が入り込み、天井や軒下から放出されます。

城東テクノさんのカタログより

このため、外壁の下側には 開口部があり、ここから空気が入ってくる訳です。
当然それなりの隙間があるわけですが、この隙間から、虫やコウモリが入ってきたりするようです。
(検索してみると被害に会われた方のホームページなんかも見つかったりします。)

コウモリがこの隙間に住んじゃうのも驚きですが、ゴキ〇リとか入るとすごく嫌ですよね・・・
で、なんとか対策できないのかと調べていたら城東テクノさんの、防虫網を見つけました。
上の収まり図のように、通気口の入り口に取り付けることで、文字通り虫の侵入を防いでくれるようです。

そして、打合せの際に、「これを取り付けて欲しい!」と設計士さんに頼み込んだのは今となっては懐かしい出来事。

そして、家が形になり、念願の「防虫網」が取り付けられていました。

が・・・

おしお家は通気胴縁(通気用のスリットが切ってある胴縁)を(外壁が建て張りの為)横方向に張ってあるのですが、壁面の下部にも胴縁があるため、防虫網は胴縁に張り付ける形になるのですが、
下の画像を見てください、綺麗に施工して頂いているのですが、防虫網の両端は穴の開いていない部分があるため、胴縁に付けると、通気部分には1列分しか穴が見えない状態になっています。

素人目にみても、通気の妨げになっているとしか思えない・・・
というわけで、せっかく綺麗に施工してもらったのですが、取り外してもらう事にしました。


カタログにある様な施工方法が難しいと分かった段階で採用を見送るべきでした。当然の事なのですが、素人が思い付きでお願いするのは危険ですね・・・
部材代は勉強代と思えば良いですが、大工さんには無駄な作業お願いする羽目になってしまいました・・・
反省しております。。。

ちょうどコーナ部分の胴縁が、通気口部分で切断されていたので、
中の状態を確認する事が出来ました。

防虫網を採用する場合は、早い段階で設計士さんに相談しておくことをお勧めいたします!
おしお家の場合も胴縁を少し高い位置に付けても貰うことが出来ていたら、収まり図のような形で取り付け出来たと思います。

ちなみに、防虫網は目詰まりしないように定期的に掃除した方が良いようなので、下端以外に取り付けるのもやめた方が良さそうです。